ラウンド前に
「今日は体調が悪い。」
「ここんとこずっとゴルフの調子が悪い。」
「昨晩寝てないんだ。」
などと言われて心配していたら、自分までスコアがガタガタになったことはありませんか?
そんな時どうすれば良いかと言うと
同情は無用!
だって可哀想じゃん…なんて思う必要ありません。
遠慮なくぶっ潰し真っ向勝負しましょう。
三味線を弾く人
古い言葉ですが、「三味線(しゃみせん)を弾く」という隠語があります。
楽器を弾く時の使い方の他に、相手を惑わせるという意味があります。今の若い人は使わないし言われても意味が分からないでしょう。
ゴルフでは本当に多いのですが、自分の不調を同伴プレーヤーに先に訴えておいてスコアが悪くてもそのせいなんだと思ってもらいたい為や、相手を油断させることを目的とする会話をする人がいます。
こういう事をプレーの前に言う行為の事を三味線を弾くと言います。無意識にそういう会話をする事が癖になっている人もいます。
「今日はお遊びだからスコア気にしないでいこうね。」というパターンもあります。ゴルフは1打でも少ない数でプレーする事が目的のスポーツなのに、スコア気にしないなんてあり得ませんよね。
※ちなみに三味線弾かれてると思っても「三味線弾くなよ~」という返しの使い方はしません。
なぜ三味線を弾くのか
なぜ三味線を弾くのかというと答えは一つ。
自信が無いからです。
正々堂々と戦えないので自分で予防線を張っているんですね。
とにかく自信ないのにプライドは高いから、自分の負けを何かのせいにしておく方がカッコ悪くないという考えから、三味線を弾いておくのです。
あるいは相手を油断させておいて、本気を出させないようにする手口です。
そういう人に限って、表にこそ出しませんがすごく負けず嫌いで今日こそベストスコアを出す!と息巻いている場合が多いです。
本当に調子悪いならゴルフ断る
もし本当に調子が悪いなら、その日のゴルフはキャンセルするはずです。
ゴルフがやれる状態でないのに、高いプレー代を払ってまで面白くないゴルフをしたい人はいません。(キャンセル料を払うのが絶対に嫌だったり、外せないコンペだったりすれば話は別ですが。)
私も過去一度だけ当日キャンセルをしたことがあります。朝起きたらとてつもなくだるくてフワフワして体に力が入らなかったからです。その足で病院に行ったらインフルエンザでした。
健康状態の見極め方
しかし仲間に迷惑をかけてはいけないと、体調不良を我慢してでもゴルフ場に来る人もいます。
本当に体調が悪い場合もあるのでちょっと観察してみましょう。
- 時間通りに来ているか
- 服装が乱れていないか
- 顔色が悪くないか
- 食欲はあるのか
- いつもより口数が少ない
- 目が潤んでいて熱っぽい感じがする
- 足を引きずっている
- 肩が上がらない
など、普段と違う様子ならプレーを断念することを勧めてあげた方が良いでしょう。
惑わされて自分のスコア落とすのは悲劇
相手の策略に踊らされて自分までスコアを落としては笑止千万です。
あの人は調子悪いからと油断していると痛い目に遭います。相手は本気です。蓋を開けてみたら80台で回ってるじゃん!っていう事もあります。
悪気があって言っているわけではない(癖のような)場合もありますが、ゴルフ場に来てプレーするからには条件は同じです。
体調が悪かろうが、スイングが乱れて治らないと嘆こうが、徹夜してこようが、自分には関係ありません。ゴルフのプレー日は前々からわかっているはずなのに、その日に調子を合わせてこなかったプレーヤーに問題があります。
ぐずぐず言う人の事に気を取られて、自分まで調子崩すのは本当もったいない事です。
プレー前に体調が悪い、調子が悪いという仲間がいたら
「そうなんだ、大変だね。無理しないで何かあったら言ってね。」と優しく声をかけ、心理戦に負けず自分のプレーに集中しましょう。