【2019年ルール改定】ゴルファー必見!ためになる重要変更22選

ゴルフルール
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2019年よりゴルフ規則が変わりました。

この新しいゴルフ規則は、より分かりやすく、簡単に、不要な罰をなくし、プレーのペースアップに役立つよう、様々な観点から従来の規則を抜本的に見直しされたものです。

ここではアマチュアゴルファーに影響する大きな変更点をピックアップしてありますので、覚えておきましょう。

委員会は行動規範を作ることができます

委員会はエチケットやゴルフゲームの精神に反する行為をしたプレーヤーに失格以外の罰、例えば1打や2打の罰を科す行動規範を作ることができます。

5つのコースエリア

コースは5つのコースエリアに分けられ、その名称が変わるものがあります。

  1. ティーインググラウンド→ティーイングエリア
  2. スルーザグリーン→ジェネラルエリア
  3. バンカー(変更なし)
  4. ウォーターハザード→ペナルティーエリア
  5. パッティンググリーン(変更なし)

距離計測機器の使用が認められます

距離計測機器の使用が認められ、2点間の距離を計測することができます。

しかし高低差、風向きなど、他のプレーに影響する要素を計測する事はできません。

委員会はローカルルールで距離計測機器の使用を禁止することができます。

球の捜索時間が3分になります

球の捜索時間が5分から3分に短縮されます。

このことは紛失球となる可能性を高めるので暫定球をプレーするプレーヤーが増えるかもしれません。

全体的にはプレーのペースに役立ちます。

スタンスをとった後、キャディーが後方に立つことはできません

新しい規則ではプレーヤーがスタンスをとった後にキャディーが後方に立つことを禁止しています。

ストロークを行う前にキャディーがその場所を離れたとしても一般の罰(ストロークプレーでは2打罰)を受ける事になります。

ドロップの方法

従来の規則では肩の高さからドロップしていましたが、新しい規則では膝の高さからドロップします。

低い位置からドロップすることで、救済エリアの中に球を止めやすくなり、再ドロップなどの更なる処置をする事を避けることができます。

二度打ちをしても罰はありません

二度打ちをした時の1打罰がなくなります。

偶然、不可抗力で二度打ちしたことに罰を科す必要はありません。

そのストロークを1打と数えるだけとなります。

ストロークした球が自分に当たっても罰はありません

ストロークした球が偶然にプレーヤー自身に当たってしまった、または自分のキャディーや用具に当たってしまっても罰は有りません。

球はあるがままにプレーします。

救済を受けるときにマーカーに告げる必要はありません

従来の規則では、救済処置をする場合にマーカーに告げることを求めているものがありますが、もうその必要はありません。

これはプレーヤーの誠実を信頼するというこのゲームの原則を尊重しています。

なお、暫定球をプレーする場合は、これまで通り
「暫定球をプレーします」
と告げなければなりません。

救済を受けるときは、いつでも球を取り替えることができます

従来の規則では罰なしの救済(例えばカート道路からの救済など)では球を取り替えることはできませんでした。

しかし、新しい規則では、罰あり、罰なしに関係なく救済規則に基づいて拾い上げた球は別の球に取り替えることができます。

バンカーのルースインペディメントを取り除くことができます

球がバンカー内にある場合、ルースインペディメント(木の葉、石などの自然物)を罰なしに取り除くことができるようになりました。

バンカーで2打罰を加えたら、バンカー外にドロップできます

バンカーに球があるときに、アンプレヤブルの追加の選択肢として、2打の罰を加えれば、球とホール(カップ)を結ぶ線上でそのバンカーの後方のバンカー外にドロップすることができます。

バンカーが苦手なプレーヤーにとっては良い規則かも知れません。

ウォーターハザードはペナルティーエリアという新しい概念に変わります

従来のウォーターハザードは水域だけを設定していました。

新しいペナルティーエリアは水域だけではなく、委員会が1打の罰で救済を認めたい区域に設定することができます。

例えば、ブッシュや崖、球を見付けることや打つことが困難な雑木林などをペナルティーエリアとして設定することができます。

救済処置は従来のラテラル・ウォーターハザードと同様ですが、対岸の処置を使う事ができなくなりました。

ペナルティーエリアではクラブを地面に付けることができます

ペナルティーエリアの球をあるがままにプレーする場合、クラブを地面に付けることができますし、ルースインペディメントを取り除くこともできます。

つまり、ジェネラルエリアと同じ規則でプレーすることができます。

キャディーはパッティンググリーンの球をマークして拾い上げることができます

従来の規則では、キャディーであってもプレーヤーの球を拾い上げる場合はその都度承認が必要でした。

しかし新しい規則では、パッティンググリーンの球に限っては、キャディーがプレーヤーの承認を得なくてもマークして拾い上げることができます。

旗竿を立てたままパットをすることができます

パッティンググリーンからパットをするときに旗竿を立てたままパットをすることができます。

もしパットした球がホールに立てられているその旗竿に当たっても罰はなく、球はあるがままにプレーします。(ホールインが認められる。)

この規則は、ロングパットの際に誰かが旗竿に付き添ってくれるのを待つ時間を節約することができるでしょう。

パッティンググリーン上のプレーの線に触れただけでは罰はありません

パットをする時にそのプレーの線上のグリーン面に触れただけでは罰はありません。

例えばキャディーがねらい目を指で触ることも違反ではありません。

ただし改善をしたという事実があれば罰(ストロークプレーでは2打罰)を受ける事になります。

パッティンググリーン上の損傷箇所を修復できます

パッティンググリーンの損傷箇所(人、動物、乗り物などによって作られたもの)を修復することができます。

例えば、プレーの線上にあるスパイクマークを修理することができます。

ただし、自然に窪んでいる所を平らにすることはできません。

救済エリアを計測するクラブ

1クラブレングスや2クラブレングスの救済エリアを計測する場合に使用するクラブは、プレーヤーがそのラウンドの為に持ち運んでいる最も長いクラブ(パターを除く)となります。

したがって状況によってクラブレングスを計測するクラブを変えることはできません。

球を動かしたことの罰の免除

新しい規則では次の場合に球を動かした事の罰が免除されます。

  • 球を探しているときに自分の球を動かした場合
  • パッティンググリーン上で偶然に球を動かした場合
  • 規則に基づいて球をマークする、拾い上げる、リプレースするときに球を動かしてしまった場合

OBはボールが消えた周辺から2打罰で打てる

ティーショットの場合は1打罰で打ち直すか特設ティー、2打目以降はその場から1打罰で打ち直していましたが、新しいルールではOBになった場所のあたりから2打を科して打てるようになりました。

更なるミスを防ぎ、前に進めることで時間の短縮になります。

準備が整った人から先に打つことが可能になる

従来はホールから遠い場所に球がある人から順に打つことになっていましたが、準備ができた人からホールからの位置に関わらず打てるようになりました。

カートにクラブを取りに行っていたりするのを待つ必要がなくなり、時間の短縮になります。

 

詳細は確認を

細かい変更点などはJGAホームページ等でご確認ください。

(出典元:公益財団法人 日本ゴルフ協会)

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