ティーショットは無事に打てましたか?

同伴者全員のショットが終わり速やかにカートに乗り、あるいは走って第2打地点へと向かいます。
2打目の場所の事は「セカンド」とも言います。セカンドから打つボールの事を「セカンドショット」とも言ったりします。
プレーの進行をスムーズにするために、ボールの位置を確認したら使うクラブを数本持って速やかにボールの位置まで移動しましょう。(ただし他のプレイヤーのボール位置が自分より後方にある場合は前に出ると危険なのでショットの妨げにならない位置で待つ)
しかし、ゴルフのショットは狙った所になかなか飛んでくれないものです。予期せぬ所に落ちたりするものです。
ゴルフ場のホールにはいろんな場所がありそれぞれ呼び名が付いています。どの場所にもボールが飛んでいく可能性がありますが、よくありがちなパターンを例に名前と対処法を覚えておきましょう。
(基本的にキャディさんがいないセルフプレーを想定しています)
ホールの呼び名
ティーイングエリア
1打目を打つ場所です。(ティーイングエリア)
フェアウェイ
ジェネラルエリアで芝が短く刈られている部分です。(ジェネラルエリアとは、ティーイングエリア、グリーン、ハザード(バンカー・池)を除いたプレーのできる全ての箇所のことです。つまり、フェアウエイやラフはもちろん、OB区域でなければ林の中もジェネラルエリアになります。)
ラフ
芝の長い部分です。フェアウエイ以外の芝の生えた部分は殆どがラフです。
バンカー
砂の窪地です。
池・クリーク
その名の通り池です。クリークは「小川」です。コースに沿ったり横切ったりしています。
OB(オービー)=アウトオブバウンズ
白い杭で示された境界線より外の区域をいいます。
グリーン
芝を最も短く刈った所で、カップが切ってあり、その上に旗竿(ピン)が立っている場所です。
さて、セカンド地点ということでボールはどこに落ちたでしょうか。
いろんな場所からのショット
フェアウエイ
フェアウエイは芝が綺麗に刈ってありとても打ちやすくなっています。見通しも良いので理想的なセカンドショットが打てる場所です。
ラフ
ラフは芝が長く伸びており場合によってはボールが埋もれている事もあります。探している時にボールに触れたり、ボールの後ろにクラブを構えた時に芝を抑え込んだりしてボールが動いてしまうと1打罰となり元の位置に戻さなければならないので注意しましょう。
バンカー
バンカーから打つ事をバンカーショットといいます。バンカーショットをする時には手やクラブを砂に付けてはいけません。2打罰になります。またバンカー内の物に触れてはいけません。(小石や葉っぱ・枯れ枝など)(2019年のルール改定によりバンカー内の枯葉や小石を拾い上げても良い。また砂のテストとみなされなければクラブを砂に付けても良い。)
バンカーショットをした後はレーキという砂をならすものがバンカー周りに置いてあるので、それを使って砂地を綺麗にしておかなければなりません。足跡や穴ぼこがそのままにされている場所に後続プレイヤーのボールがたまたま入ってしまうことがあります。そのような場所からのバンカーショットは非常に難しいものになります。バンカー内はショット前にならしたりする事ができないので、自分が荒らしたバンカーは次のプレイヤーのためにもショット後に必ずレーキで綺麗にしておく事がマナーです。
ペナルティーエリア(池・クリーク)
池やクリーク(小川)にボールが入ったらその周りに立っている杭の色のルールに従って罰則を受けます。
例えば赤い杭の場合は1打罰で
1.ペナルティーエリアの外で前回プレーした場所(付近)にドロップ(ボールを持ち腕をまっすぐにし真横に肩の高さまで上げその状態膝の高さからボールを落下させる)。ティーグランドならティーグランド区域内のどこでも良くティーアップしてもよい。
2.ボールがペナルティーエリアの区域を最後に横切った地点(A)とカップを結んだ線上で、Aより後方の場所にドロップ。
3.ボールがハザードの区域を最後に横切った地点から2クラブレングス以内でホールに近づかないハザード外にドロップ
といった処置になります。
コースによっては白杭(OB)だったりするので、そのゴルフ場のローカルルール(独自のルール)も合わせて確認しておくとよいでしょう。
OB
ティーショットがOBの区域に入ってしまったら1打罰でその場から打ち直します。
あるいは「1打目がOBになった場合は特設ティーよりプレーイング4でプレーしなければならない」と定められているところも多いです。
特設ティーはセカンド地点付近に設置されているので、そこから4打目として打ちます。
特設ティーがある場合は必ずそこから打ちましょう。
特設ティーが設置してあるホールはスコアカードなどに記載されています。他のローカルルールも含めてよく読んでおくと役に立ちます。
プレーイング4は略して「プレフォー」と呼んだり「特設」と略したり「前(特設)がある」と言ったりします。
2019年の新ルールからは、ローカルルールが適用され、OBで球が紛失したと思われる場所の近くに球をドロップし2打罰を加えてプレーを続行することができます。
ロストボール(紛失球)
いくら探してもボールが無い場合はロストボールとなり、前回プレーした場所から1打罰で打ち直しとなります。
しかし競技を除いて元の位置に戻って打ち直す事はプレー進行上難しいです。そのような場合には特設ティーよりプレーイング4でプレーするか、もしくは球が無くなった付近で2打罰を課しプレーするのが一般的です。
ハイスペック競技では適用できませんので、怪しいときは暫定球を打っておきましょう。
暫定球(ざんていきゅう)
OBあるいは探すのが困難な場所にボールを打ってしまったが確信がない場合暫定球を打つ事ができます。
暫定球を打つ理由は、前進してOBや紛失球である事がわかった時に元の位置に戻って打つ事が困難であり、プレーの進行を妨げるからです。
暫定球を打つ時には同伴プレイヤーに「暫定球を打ちます」と宣言しましょう。
また、最初のボールとの区別をしっかり付けるためにボールのメーカーや番号を見ておきましょう。(最初のボールと同じ番号の物は避ける)
例:ティーショット(1打目)のボールが助かっているか不確かなので同じ場所から暫定球を打ち、実際に一打目がOBや紛失球になってしまっていた場合は暫定球でプレーを続ける事ができます。
この例でプレーを続ける場合のセカンドショットは4打目となります。
(ティーショットで1打・OBで1打罰・暫定球で1打)
もし、一打目が助かっていた場合はその事をプレイヤーに伝えます。そして、暫定球は拾い上げますがその際も「暫定球は拾います」と一声かけましょう。
徐々に細かいルールになってきましたが、これらは使う頻度の高いルールですので初めからしっかり覚えておくと良いでしょう。

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